京阪園芸株式会社は花と緑を愛し、バラ苗の販売やバラ栽培講習会を催し、総合造園・園芸会社として快適な生活環境を創造し社会に貢献します。
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バラの手入れ12ヶ月
バラの美しさに魅せられて興味をもたれる方は非常に多いのですが、育てるのが難しく手間がかかる、と一般には思われているようです。確かに肥料やリや花がら切りなどの諸作業が年間通してありますが、いつ、何をしたらよいのか、コツをつかめばバラは以外と簡単なものとなるはずです。
バラの手入れ早見表
バラの手入れ早見表(クリックするとひらきます) バラの手入れ早見表で、一年を通して月ごとにどんな手入れをしたらよいのか、より育てやすく、上手にできるバラづくりのポイントをまとめてみました。


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1月から12月までのバラの手入れは、このページへリンクされています。
1月のバラの手入れ(JANUARY)
すでにバラづくりはスタートしているものの、新しい年を迎え、今年こそは!と夢はふくらみます。まだ大苗の植え付けは可能で、ツルバラの剪定・誘引など、今ががんばりどきなのです。
ツルバラの剪定と誘引、華やかなスクリーンに
  植物は一般に枝の頂上付近がよく芽が伸び、花が咲きやすくなっています。これを「頂芽優勢」といいます。ツルバラも同様で、ツルをまっすぐにしておくと頂上付近にしか花がつきません。この法則をやぶるために枝を横にするのです。こうすればすべてが頂芽の状態になり、花を多く咲かせる事ができるのです。ツルバラだけでなく、フェンスなどに誘引を目的とする半ツル性品種も1月に剪定・誘引しておきましょう。まず始めに古くなって花つきが悪いシュートや、弱々しいシュートは根元から剪定し、元気のよい新しいシュートだけを残すようにします。ツルバラのシュートは3、4年もすると花つきが悪くなりますので、枝が込み合わないためにも、新しいものに更新しましょう。

『フェンスへの誘引』できるだけ枝をフェンスへ均等に横へ誘引し、枝と枝との間隔は20〜30cmあけるようにすると、花のスクリーンになります。

アーチへの誘引法は好みで異なる
  『アーチ上部に多く花を咲かせたいとき』アーチの柱になる部分は、枝をまっすぐ伸ばすことによってアーチ上部の横向きの枝にだけ頂芽優勢が働き、上部にのみ無数の花をつけます。枝と枝の間隔はできるだけ均等にします。

『アーチ全体に花を咲かせたいとき』アーチの上部だけでなく下部にも花を咲かせたいときは、何本かの枝を下部、中部くらいで納めるようにし、S字状に誘引するか、もしくは横向きに枝をもっていきます。こうすることで全体に花を咲かせることができ、文字どおりバラのアーチになります。

元肥は根が活動する前に施す
  この時期のバラは休眠状態となっており、ほとんど活動をしていません。しかし、2月を境にまず地中の温度が上昇を始め、この頃から根は地上部の枝に養分を送るために活動し始めます。1年に一度は根の活動期の1ヶ月前に、根を傷めないように元肥(寒肥)を与えておくと生育には良策です。

『元肥を与える理由』山に自生している木(野バラも含む)のように落ち葉が徐々に分解され翌年の肥料分として木に還元されるサイクルが、庭のバラづくりでは病害虫の発生、伝染の防止のために集めて捨てるので断たれてしまいます。したがって・年間通して栄養分がなくならないようにする、・元肥を地中に入れることでバラの生育上大切な微生物を活発化させる、・株付近の土を掘ることで空気を必要とする根を活発化させる、などの理由から元肥を与えます。元肥としては、油かす、骨粉などの有機質肥料に堆肥を混ぜて株元にやると理想的ですが、緩効性の化成肥料も手軽で便利です。

マルチングの効果は大きい
  バラは寒さに強い植物ですが、植え付けてまだ年数のない株は、根も弱々しいので注意が必要です。また、乾燥して根を傷めることも考えられますので、株元を稲わらやピートモス、バークなどで被覆しておきましょう。これをマルチングといいますが、このとき、株元に枯葉や枝が落ちているときは、病気の越冬場所にもなりますので取り除いてから被覆して下さい。鉢栽培のバラも同様に行うと効果的です。マルチングの効果としては、・土表面の乾燥、霜、凍結などの防止、・雑草の繁殖防止、・土の跳ね返りによる病気発生の抑制、などがあげられます。
病害虫の防除は定期的に
  12月の防除同様で、引き続き石灰硫黄合剤を1月に1回やっておきます。カイガラムシがついている株は、マシン油乳剤(商品名ボルンなど)をまんべんなく散布しておきましょう。成分は油ですので、カイガラムシに油膜を張り、窒息死させることで駆除できます。
2月のバラの手入れ(FEBRUARY)
暦の上では立春を迎えるものの、まだまだ寒さが厳しい2月。とはいえ、光の色は明るくなり、いつしかバラの堅い芽も動きだし、寒さのなかに春のきざしが感じられます。
剪定は必ず今月中に終わらす
  植1月のツルバラの剪定・誘引に引き続き、2月は半つる性(シュラブ)、木立ち性(ブッシュ)のバラの剪定月です。この2月を境に新芽が動き始めますので、それまでに花の咲きそうにない不要な枝はすべて取り除いて下さい。剪定せず放任すると、風通しが悪くなって病気が発生しやすくなりますので、剪定は必ず行って欲しい作業です。剪定で地際まで切ってしまう枝は、・枯れた枝、・老化して細枝しかでなかった枝、・病気のひどかった枝、・3年以上前からある枝、などです。冬の剪定は充実した枝も短く切り戻し、丈夫な太い枝をださせるために重要な作業ですから、毎年今年中には行いましょう。
ツルバラの誘引がまだの場合は芽に注意して行う
  月に入るとツルバラの芽は少しふくらんできているので、誘引がまだの場合は芽を傷つけないよう気をつけて誘引しましょう。
元肥は遅くとも上旬までに
  地上部の芽より先に地中の根のほうが活動してきます。根が動きだしてから地中に元肥を施すと、せっかく伸びてきた根が肥料負けして株を悪くしてしまう可能性があります。元肥がまだの場合は、なるべく2月上旬までに施してください。
病害虫の防除は株元や切り口にも
  12月、1月に散布した石灰硫黄合剤を、2月にも行ってください。できれば、なるべく剪定後の枝や株元付近に散布するのがよいでしょう。剪定した切り口から発生する枝枯れ病(ステムキャンカー)の予防になり、また、カイガラムシ駆除にも効果があります。
 
3月のバラの手入れ(MARCH)
陽光も暖かさを増し、一雨ごとにみずみずしい新芽がふくらんでたくましい息吹が感じられます。と同時に病害虫も活発になりますので、油断は禁物。バラの体内にも春はきています。
芽かきは花を充実させる作業
  月に入ると、バラはいっせいに水気たっぷりの若々しい芽を吹いてきます。その中で1カ所の芽から同時に複数出ているものが目につくはずです。バラの性質上、1芽に対して複数の枝を伸ばすと株にとっては負担がかかり、養いきれずに花なしの枝になってしまうことがありますので芽かきをします。ただし、背が低く房咲きになりやすいミニチュア系やポリアンサ系は花がつきやすいので、1個でも花が多いほうが嬉しい家庭園芸では無理に芽かきをしなくてもよいでしょう。また、イングリッシュローズ、オールドローズの大半も、芽かきはあまり意識しなくてもかまいません。芽かきの必要なバラは、主に大輪の花をつけるハイブリッドティー系の品種で、1枝1芽にしたほうが見事な花をつけてくれます。
芽の傷んだ枝は切り戻しておく
  『アーチ上部に多く花を咲かせたいとき』アーチの柱になる部分は、枝をまっすぐ伸ばすことによってアーチ上部の横向きの枝にだけ頂芽優勢が働き、上部にのみ無数の花をつけます。枝と枝の間隔はできるだけ均等にします。
追肥は必要ないが念のために
  この時期のバラは休眠状態となっており、ほとんど活動をしていません。しかし、2月を境にまず地中の温度が上昇を始め、この頃から根は地上部の枝に養分を送るために活動し始めます。1年に一度は根の活動期の1ヶ月前に、根を傷めないように元肥(寒肥)を与えておくと生育には良策です。
3月の水やりは乾いてきてから
  地植えの場合は乾燥した日が続いたときに、鉢植えの場合は鉢の表面が乾いてきたときに水やりをしてください。鉢植えの水の量は底穴から流れ出るくらいが基本です。このときホースの先には必ずハス口をつけるか、ジョウロでかけるようにします。
病害虫の防除はそろそろ本格的に
  新芽が動きだすと、同時に病害虫も活動的になり悪さを始めます。目にはつきにくいものの確実に増殖しており、まず病害虫がいると思って間違いないでしょう。新芽が展開し始める3月下旬頃からアブラムシが発生してきますので、見つけしだいスミチオン、オルトランの1000倍液を散布するようにします。3月下旬に一度、予防を兼ねて殺虫、殺菌剤を混合して散布しておきましょう。アブラムシなどに殺虫には、オルトラン粒剤などの散布も効果的です。『3月の主な病害虫』ウドンコ病、黒点病、アブラムシ
4月のバラの手入れ(APRIL)
新芽も旺盛に伸び、強まる日差しに葉の色を濃くしそれぞれに美しい新葉で覆われてきます。春本番は、待望の開花期を間近に控え一喜一憂するとき。新苗の植え付けもお忘れなく。
春苗(新苗)の植え付けは5月中旬までが適期
  春苗の植え込みは、遅霜の心配がなくなった4月中旬から5月中旬頃が適期です。この頃に植えた春苗が最もよく育ち、秋までに大きくなります。注意点としては、春苗は接ぎ木してから半年たらずしかたっていないので、バラの枝だけで持ち上げようとすると、接ぎ木部分がはずれてしまうことがあります。春苗の扱いは、必ず根鉢のところを持つよう。
鉢植えは生長にあわせて鉢替えを
  まだ若苗である春苗は、秋苗ほど大きくありませんが、鉢に植えて上手に管理できれば一夏で大きく育てることができます。用いる鉢の大きさは6〜7号ぐらいの鉢からスタートし、生長に合わせて大きな鉢に植え替えていきます。最初から大きな鉢に植え込むと鉢内の水分が多すぎて根腐れしやすく、生育不良になりがちです。ただし、鉢が小さいと乾燥しやすいので、水苔やピートモスなどでマルチングしておくと効果的です。また、まだ若く細い枝は何かと折れやすいので、支柱をして固定しておきます。
地植えは接ぎ口を少しだして植える
  入手した春苗は、適当な穴を掘った上うえで根鉢を崩さないようにポットから苗を取りでし、配合土の上に静かにおきます。このとき、接ぎ口がまわりの土より少し上になるようにするのがコツです。苗につぼみがついているものは、9月に入るまでは摘み取り、株を太らせます。
ブラインド(花なし枝)の見分け方
  ブラインドとは、伸びた枝の先につぼみをつけないで生長が止まった枝をいいます。見分け方としては、先が細くなる枝、生長点がなく1週間たっても生長が止まったままでつぼみの付かない枝がそうです。
鉢植えの施肥は化成肥料を少量
  12月の防除同様で、引き続き石灰硫黄合剤を1月に1回やっておきます。カイガラムシがついている株は、マシン油乳剤(商品名ボルンなど)をまんべんなく散布しておきましょう。成分は油ですので、カイガラムシに油膜を張り、窒息死させることで駆除できます。
乾燥させすぎないよう水やりを
  地植えは、3日に1回の水やりとなります。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてきたら水をやるよう心がけてください。乾燥させすぎは禁物です。
バラの急生長にあわせて病害虫も活発に
  サクラの花が咲き終わる頃になると、バラは急速に生長し、4月も下旬にさしかかるとつぼみも見えるようになってきます。この頃から病害虫もめまぐるしく動きだしてきます。特にウドンコ病が多く発生し、空気伝染によって広範囲に広まっていきます。ウドンコ病がついた葉は波打ったようになり、最後に葉全体に白い粉をまぶしたようになってきます。月2〜3回は必ず薬剤散布を心がけましょう。黒点病もそろそろ出始めますので要注意です。『4月の主な病害虫』ウドンコ病、黒点病、アブラムシ、ゾウムシ 『ウドンコ病の対処法』【初期症状】ウドンコ病の発生が始まったばかりの株は、ミラネシン水和剤、サプロール乳剤の1000倍液を散布し、1週間後にもう一度散布します。【末期症状】ウドンコ病の発生がひどくつぼみまで真っ白に粉で覆われている重症の株は、ひどい枝を切り戻してからミラネシン、サプロールの1000倍液を散布します。1週間後にも再度散布してください。【ウドンコ病になりやすい環境】ウドンコ病は日中と夜間の気温の較差の大きい春と秋によく発生しますが、栄養バランスの悪さにも問題があるようです。次に述べる項目のうち、複数該当するようでは要チェックです。・追肥のたびに油かすだけ与えていた。またはチッソが多い肥料を与え続けていた。・日当たりが悪く、風通しも悪い。・薬剤散布は雨が多い梅雨時期でも月1回しか行わなかった。
 
5月のバラの手入れ(MAY)
今までの努力に報いてくれる、満開のバラ。ツルバラ、フロリバンダ、オールドローズと咲き乱れます。花は早めに切るなどバラへの思いやりも忘れずに。
大輪のよさを楽しむには側蕾取りを忘れずに
  大輪咲き系(H・T)でも一枝にたくさん蕾をつける品種が多くありますが、すべて咲かせると花は小さくなり、大輪咲きのよさが失われます。5月に入れば一番上の蕾と他二つぐらいを残すようにし、あとはかき取って下さい。ただし、少々小さくなっても多くの花を望みたければ側蕾を取らなくてもよいでしょう。
咲きがらを処理していつも美しく
  5月に入るとバラは春一番の見事な花を咲かせ、愛栽家にとっては同時に今までの苦労がすべて報われ、最高の幸せに満ちた気分にもなる月です。できるだけよい花を楽しむには、花後の咲がらは忘れずに切り取って下さい。特に房咲きになるバラは、咲がらを早めに切っていくと脇の蕾もしっかりとした花が咲きます。終わりかけたら早めに切るよう心がけましょう。
台芽かきは早めに根元から
  台芽とは、接ぎ木の台木に使われている野バラの芽のことで、接ぎ木したところより下から出てくる芽をいいます。野バラは接ぎ木したバラより生育が早いので、放っておくといつの間にか野バラと入れ替わることさえあります。もちろん、栄養が奪われているわけですから、接ぎ木したバラは弱ってきて枯死してしまいます。野バラ(台芽)はなるべくハサミなどで切らないで、早めに根元からかきとるようにしましょう。
花が終わるまで施肥は禁物
  この月は花が咲き終わるまでは肥料を与えません。肥料を与えてしまうと、デリケートな蕾がびっくりして形の悪い花を咲かせてしまします。特に年1回しか咲かないオールドローズや原種系のバラには絶対禁物。この時期に肥料を与えると花が乱れ、今までの苦労が水の泡となってしまいます。
水やりは花や葉をさけて株元に
  蕾がついて花が咲いてくるこの時期は、水を要求します。乾いてくれば潅水をして下さい。なるべく花や葉に水がかからないよう注意しましょう。病気の発生を促すもとにもなりますので注意し、慎重に行なって下さい。
2週間に一度は薬剤を散布して病害虫の防除
  先月より防除しているウドンコ病、黒点病、アブラムシ、ゾウムシに引き続き、5月下旬頃よりコガネムシ、ヨトウムシなどの害虫が活発化してきます。特に黒点病と見間違いやすいベト病も温度変化の激しい時には発生しやすいので、今月から来月にかけて十分注意して観察しましょう。ベト病はひどくなると葉をふるい落として、木を傷めますので、見落とさないようにします。また、下旬頃から花に発生するボトリチス(灰色カビ病)にも注意が必要で、薬剤散布などが忙しくなることでしょう。殺虫、殺菌剤を混合して最低2週間に一度は散布して下さい。ボトリチスは病気にかかった花を切り取ったあとで散布します。『5月の主な病害虫』ウドンコ病、黒点病、ボトリチス病、ベト病、アブラムシ、ゾウムシ、ヨトウムシ、コガネムシ、バラハキリバチ、ホソオビアシブトクチバ、カイガラムシ、ハダニ、スリップス
6月のバラの手入れ(JUNE)
花が終わると手入れもおろそかになりがちですが、バラは最も生長するとき。次々にシュートが伸びてきます。黒点病など病害虫には早めに対処を。
来春の花をつける枝ベイサルシュート(新梢)の処理
  春一番の開花が終わった頃から、地際付近から太くて勢いのよい枝が出てきます。これをベイサルシュートと呼び、来年の開花の主力となる大切な枝です。一季咲きのオールドローズ、ワイルドローズ、ランブラ−ローズなどは、この枝が来年の春に多くの花をつける一番重要な枝になりますし、四季咲き性の品種では秋にも花をつける重要な枝です。また、このシュートが十分充実した枝になった後には、四季咲き木立ち性の品種ではシュートの剪定が必要です。この作業を行なわないと栄養バランスを崩したり、形の悪い株になってしまいます。ぜひ覚えておきましょう。
ツルバラのシュートは誘引しておく
  ツルバラのシュートは、ハイブリッドティーと違いつる状に長く伸びて倒れるので、つるをまっすぐに立てたまま誘引する必要があります。そのまま放置しておくとシュートから芽が吹いてきて、冬に控えている剪定がやりにくくなります。また、シュートの出なかった株は枝を切りつめておきましょう。
中耕してからマルチング(株元の被覆)
  雨の降り続く日が多くなる梅雨。土の表面は雨にたたかれて固くなってきます。こうなると土中の空気の通りが悪くなり、根の生育にも悪影響が出てきます。根の生育がにぶると地上部の枝や花の生長も悪くなるので早急な対策が必要です。また、雑草が繁殖して土中の養分を奪っていきます。そこで、除草を兼ねて、固くなった地表を耕します。中耕が終わったら、冬と同様に改めてマルチングしておきましょう。
鉢物はひと回り大きな鉢に植え替える
  春に小さめの鉢に植え付けたバラは、梅雨に入る頃には鉢内いっぱいに根が張ってきてきゅうくつになっています。そのままにしておくと、夏の乾期には一日中水やりのチェックに追われます。雨の多い時期に、ひと回り大きな鉢に植え替えておきましょう。根はほぐさず、そのまま植え直します。
施肥(お礼肥)で疲労回復
  梅雨の長雨により、土中の肥料分は水とともにまわりに流亡し、肥料が不足気味になっていることがあります。しかし、有機肥料は水分がないと効果が半減してしまうので、化成肥料主体で施して下さい。地植えのバラには緩効性化成肥料一握り(約30g)鉢植えのバラはスプーン一杯分(この月1回のみ)くらい与えます。
水やりはほとんど必要ないが鉢植えは要注意
  梅雨に入ると雨が多くなり、地植えのバラは水分が豊富にあるのでほとんど水やりの必要はありません。しかし、雨のあまり降らない年は水やりも必要になります。鉢植えのバラは、株が茂っていると意外に雨水が浸透していない事が多いので、土の乾きを確認して水やりします。
6月は病害虫防除の難関月
  年間で一番害虫の発生の多い月です。5月に発生した害虫に加え、テッポウムシ、ハダニ、イラガなどがさらに追い打ちをかけてきます。特に気をつける病気は、黒点病とウドンコ病です。雨などの水滴や風によって伝染するので、梅雨入りした前後から爆発的に増殖して被害を与えます。黒点病は主に地面付近の下葉から発生し、しだいに広がって上の方の葉まで感染していきます。最後はボロボロと落葉して花だけ残し、すべての葉がなくなってしまいます。こうなる前に薬剤による定期的な予防を心がけて下さい。 『6月の主な病害虫』ウドンコ病、黒点病、ボトリチス病、ベト病、枝枯れ病、アブラムシ、ゾウムシ、ヨトウムシ、コガネムシ、バラハキリバチ、ホソオビアシブトクチバ、カミキリムシ、チュウレンジバチ、ハダニ、スリップス ●黒点病の発生と対処法