京阪園芸株式会社は花と緑を愛し、バラ苗の販売やバラ栽培講習会を催し、総合造園・園芸会社として快適な生活環境を創造し社会に貢献します。
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バラの病害虫
バラには病気と害虫が多く、その防除がバラ作りの成功の鍵です。上手に防除するためのポイントは、まず”予防”をうまくすることと、被害を早く見つけて大きくならないうちに完全に退治してしまうことが一番大事です。
バラの病気や害虫の説明へリンクされています。
ボトリチス病(灰色カビ病) ベト病 バラシロ
テッポウムシ 枝枯れ病(ステム・キャンカー) 根頭癌腫病
ウドンコ病 アブラムシ(アリマキ) ホソオビアシブトクバチ
ハダニ類 コガネムシ類 黒点病
チュウレンジバチ ヨトウガ  

ボトリチス病(灰色カビ病)

■症状 主に花弁に発生し、表面にカビが密生し、蕾が侵されると花が咲きらずに腐ります。 
■発病期 5〜7月、10〜11月
■防除法 花の咲がらはこまめに摘み取って清潔にし、花弁の弱い品種はチッ素かたにならないように注意。ベンレート水和剤(2000倍)、ダイセンステンレス(1000倍)などを開花前に散布します。

ベト病

■症状 展開した新芽が侵され、葉の表面に水浸状の病斑ができて日焼けしたようになり、葉はやがて落葉します。 
■発病期 6月、10〜11月の霧発生期
■防除法 霧の発生しにくい所で栽培することが第一。発病した時はリドミルの水和剤、粒剤を散布すると、ほぼ完治します。

バラシロ カイガラムシ

■症状 白色のカイガラをかぶった虫で、古い樹液に付着して樹液を吸います。カイガラムシの排泄物は葉を黒く汚すスス病を誘発します。
■発生期 8〜9月、幼虫は5〜6月
■防除法 幼虫の発生期にアンチオ、カルホス乳剤の1000倍液を散布。株数の少ない時は、冬期に歯ブラシでこすりおとします。

テッポウムシ

■症状 ゴマダラカミキリの幼虫で、地際に近い茎や根の中心部を食害するのでバラは弱り、やがて枯れます。
■発生期 成虫は6〜8月に発生し、株元の裂けめの下に産卵します
■防除法 地際に茶褐色の糞を発見したら、スミチオン、マラソンの10倍液を噴霧器などを使って糞孔から注入します。

枝枯れ病(ステム・キャンカー)

■症状 枝の病気で、枝の表面が乾いて茶褐色になって枯れ、病気が進むと株全体が枯れることがあります。病原菌は主に枝の切り口や傷口から侵入します。
■発病期 5月末頃からの高温多湿期に多発します。
■防除法 発病した枝は見つけ次第切り取っ手焼き捨て、切り口に石灰硫黄合剤を塗っておきます。被害部を切った刃物は熱湯で消毒。

根頭癌腫病

■症状 最初、カルスのような白いコブが地際にでき、これが肥大して褐色から黒褐色になります。被害株は生育がにぶり、枯れてしまいます。
■発病期 年中
■防除法 病原はバクテリアの一種で、土の中に生存して傷口から侵入します。被害にあった苗を持ち込まないことが第一。発病した時はできたコブを切除すると一時的に元気になりますが、再び発病します。被害株を抜いたあとは、新しい土と入れ替えてから、健全な苗を植え込みます。

ウドンコ病

■症状 最初若い葉の裏側がうっすらと白くなり、病気が進むとウドン粉をふりかけたように白くなり、葉はちぢれてしまいます。若い花首やシュートにも発病します。
■発病期 4月上旬頃から11月頃まで。30℃以上の高温に弱いので夏は中休み。
■防除法 症状の軽いうちに2〜3回続けて薬を散布すれば完治します。ベンレート水和剤(2000倍)、ウエッタブルサルファ水和硫黄剤(800倍)、ミラネシン水和剤(1000倍)などを散布します。

アブラムシ(アリマキ)

■症状 草緑色のゴマ粒大の虫で新梢の先端、若葉、蕾の花首のところに群がり、バラの樹液を吸って害を与えます。繁殖力が非常に強いので、たちまち増殖して大きな被害を与えます。
■発生期 年中発生。特に多いのは早春から夏と秋。 
■防除法 スミチオンの乳剤(1000倍)を散布。オルトラン粒剤を土の中に埋め、根から吸い上げた薬で駆除します。

ホソオビアシブトクバチ

■症状 幼虫は最初黒っぽい色で、大きくなると4〜5cmぐらいになり、色は灰白色になります。昼は葉裏やかげにひそみ、夜間に新芽や蕾、若葉を食害して枝先を丸坊主にしてしまいます。成虫は4cmぐらいのガで、羽根にハの字を逆にしたような白線があります。
■発生期 6月〜11月にかけて数回発生します。
■防除法 発生初期にスミチオン、カルホスの1000倍液を散布します。

ハダニ類

■症状 クモ類に属する非常に小さな虫で、高温乾燥時に葉の裏側に発生。被害葉は白斑ができたように、やがてかさかさになって落葉します。
■発生期 早い時は4月下旬頃から見られ、初夏から秋の高温時によく発生。雨の少ない年に多発。
■防除法 発生初期にこまめに退治するのがコツ。アカール、ケルセンの1500倍かニッソランV水和剤を葉裏から散布します。

コガネムシ類

■症状 バラを食害するのはハナモグリ、マメコガネ、コアオハナモグリなどがあり、花にもぐり込み花弁のほかに花粉、雄しべ、若葉などを食害。幼虫はぞくにジムシといい、地中で根を食害します。
■発生期 5月〜8月頃まで見られますが一番多いのは5月下旬から6月上旬。
■防除法 成虫が次々に飛んでくるので薬剤による防除は難しく、早朝、虫の活動の鈍い間に捕殺。また、貴重な花にはゴースの袋をかぶせておきます。幼虫にはカルホス乳剤の1000倍液を土中に灌注すると有効。

黒点病

■症状 最初葉の表面に褐色の小さなしみ状の斑点ができ、これが大きくなって黒褐色の病斑となります。被害葉は黄変して落葉するので樹勢を弱めます。
■発病期 5月頃から梅雨期にかけて発病し、一雨ごとに下葉から上の方に広がります。
■防除法 主に雨水によって伝染するので、降雨前の薬剤散布が一番効果的。オーソサイド水和剤(800倍)、ダコニール水和剤(1000倍)などを散布します。株元に敷きワラをして、雨水による「はね上がり伝染」を防ぐのも一法です。