京阪園芸は花と緑を愛し、バラ苗の販売やバラ栽培講習会を催し、総合造園・園芸会社として快適な生活環境を創造し社会に貢献します。
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生態系の復元

私たちは自然に手を加えることで便利な生活を享受してきましが、これからは手を加えるだけでなく、自然との共存にもっと前向きに取り組む必要があります。さらには、一歩踏み込んで、私たちが生活や仕事のために一時的に変えていた生態系を復元することも必要です。
京阪園芸では、よりよい自然との関係を築くため、「生態系の復元」に取り組んでいます。

 
リフォームのカプライ 生態系の「復元」とは

施設設置等により改変していた生態系を、用途転換や施設撤去にあわせて施設設置前の姿に復元することです。ここで重要なのは、撤去時点で新たに生態系を考え作り出すのではなく、「設置前」の姿に復元することです。そのためには資料調査や植物の手配など、広範囲にわたる様々な作業が必要となります。

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リフォームのカプライ 施工実績に見る復元の手順

当社では平成18年より、 滋賀県大津市 の「比良索道」が運営していたスキー場施設およびロープウェー・リフト施設の撤去跡地での生態系復元に取り組んでおります。

同施設は昭和35年から37年にかけて順次営業を開始し、琵琶湖西岸のレジャー施設として親しまれてきましたが、平成16年に営業を取りやめました。同施設は琵琶湖国定公園内にあり、自然公園法の規定で施設撤去後は元の自然に戻すことが義務付けられています。そこで、監督官庁である滋賀県や地元住民と協議のうえ、植生復旧に関するわが国の第一人者である梅原徹氏(褐嚼ン環境研究所)の指導のもと当社と京阪電気鉄道鰍ニが共同して生態系の復元に取り組むこととなりました。
営業中の様子(「過去が咲いてる今 京阪この十年」より転載)
営業中の様子(「過去が咲いてる今 京阪この十年」より転載)
復元の手順は次の通りです。
1、原生態系の把握
同施設は建設時に「八雲ヶ原湿原」を埋め立てています。そこで、各種資料から建設時の様子を把握するとともに、試掘調査により湿原表面までの深さや堆積物の調査を行いました。
1947年アメリカ軍撮影写真
1947年アメリカ軍撮影写真
試掘写真
試掘写真
2、 復元

復元手順については、構造物を撤去のうえ覆土を取り除いて地形を復元し、その後に植生の復元を行います。植生の復元については、周辺の森林植生から採取した表土を播き出した後にススキの穂を敷きつめるなどしてススキ草地への移行をはかるとともに、一方で表土と同様に周辺の森林植生から樹木の種子を採取し、育成させます。そして、育成後の苗木の状態で復元地に植え付けます。

表土掘削
表土掘削
約50年前のミズゴケ層の確認
約50年前の
ミズゴケ層の 確認
種子採取
種子採取
採取種子の発芽及び育苗中
採取種子の発芽及び育苗中
3、モニタリング
復元から3年間について、以下項目を実施し、経過を観察します。
・空中写真の読み取り
・植生図作成
・群落組成表の作成
・過去のデータとの比較
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